美容文藝誌『髪とアタシ』を知ってますか?
ご無沙汰してます。村松です。
前回、ブログを書いてから1ヶ月以上経ってしまいました…。
気づけばもう2月中旬。時間が過ぎるのはあっという間ですね。
編集部は、3月発売の雑誌『フイナム・アンプラグド』の取材でバタバタ。
今回も捻りのきいた特集になるので楽しみにしてて下さい。
つい先日、前職でお世話になった先輩から
美容文藝誌『髪とアタシ』を教えてもらいました。
美容文藝誌…?
美容の本ってよく目にするのは、ヘアカタログだったり、化粧に関するものが定番。
だから、美容文藝誌という聞いたことのないジャンルに興味を持ちました。
これは、もともと美容師で美容雑誌の編集者だった、
ミネシンゴさんが約10年の構想期間を経て、2013年に創刊。
5号目となる今号は「音楽と髪」をテーマにまとめられています。
本を見るまでインディペンデントな内容だと勝手に想像していたけど、
名のある日本人ミュージシャンをクローズアップしています。
タブラ奏者のユザーン、モデルで歌手の三戸なつめ、
スチャダラパーのBOSEとファンタジスタさくらだの夫妻など。
尾崎世界観のインタビューページ。
ポートレートは、植本一子さんが撮っています。
ユザーンと彼の髪を手がける美容師の荒武浩之さんの対談。
荒武さんは15年以上、ユザーンを担当しているそう。
地下セクシーアイドルユニット「ベッド・イン」のインタビュー記事。
ユニット誕生の経緯からイイ男像とイイ女像、最近の世間、
美容師への提言など、エロとジョークが盛りだくさんの
コミカルな内容で面白かった。
BOSEとファンタジスタさくらだ夫妻のインタビュー記事。
BOSEがなぜ坊主なのか、その理由が分かります。
娘も含めた家族で登場しているところも面白い。
髪は服と同じで、性別や年齢に関係なく誰でも気にするものだと思います。
新たに文藝という視点を加えた『髪とアタシ』は、
これまでになかったメディアの新しいかたちだと感じます。
ファッション好きやカルチャー好きにも
ぜひ手に取ってほしい一冊です。
村松 諒