現代人が暮らす街の空気を新時代のクリエイターとスケーターが切り取って料理するとこうなる。

あっついですね〜(日本でもタンクトップが流行ればラクでいいのに、ちょっとは電気代も浮くんじゃないかな)。

こんにちは、中Tです。
突然ですが、今回でフイナムブログを書くのが最後になるかもしれません。
今まで本当にありがとうございました!


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先日、編集部でとある試写会に行ってきました。
試写会なんて滅多に行かないのですが、まさにあっという間の30分。


スゴイスゴイときどきヤベーの連続で、なんて濃密な時間を過ごせたことか。
あのシーンは、あのエフェクトは、あのトリックは、なんて話をしながら帰ったのを覚えています。


そんな個人的に非常に気になっていたビデオが
ようやくローンチされたということで、こちらのブログにてご紹介。


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愚直にストリートを体現しながらも落ち着いたスタイルが魅力の〈Carhartt WIP〉。
そんな同ブランドが、人知れずサポートしていたスケートフィルムプロジェクトが今回ご紹介する「Öctagon」です。


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「Öctagon」はフランス出身のスケートフィルマーのJoaquim Bayleが指揮を執り、フランス、ベルギーフィンランドポルトガル、そして日本で撮影が行われています。アバンギャルドでSF的な世界観を演出する今回の映像では、Sylvain TognelliやBram De Cleen、Joseph Biaisを含む〈Carhartt WIP〉のライダーたちがストリートでグラインドやフリップなどを次々とメイク。


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という感じの詳細なんですが、
「Öctagon」はスケートのレベルが高いのは言わずもがな、そもそも映像としてかなり興味深い。
モノクロームで統一された彼らの世界は、まるで閉塞感漂う現代の空気そのもの。
ドープなリズムにスタイリッシュなトリック、摩訶不思議な映像エフェクトが混じり合い、
視覚で見えないものを視覚で表現したとはまさにこのこと。
あえて映像に入れ込んでいるであろう、疲れきったサラリーマンの顔は真っ黒。
もちろんそれもポイントです。


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クールなスケートトリック×現代ならではの反骨的クリエーションが、
映像の枠を越え、スケートボードへの信念を描写し、僕らが生きるこの世の中へと
無言のアンチテーゼを送っているように感じました。


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ミステリアスなスケートクルーとしてアンダーグラウンドシーンで注目を浴びる彼らが手掛ける、新感覚のスケートフィルムプロジェクト「Öctagon」。


とにもかくにも、一見の価値ありです。


ÖCTAGON from Öctagon on Vimeo.