「SPRING BREEZE」はやっぱり特別なイベントでした。
『フイナム』をご覧のみなさま、こんにちは。
編集の河原です。
4月15日(日)はスペースシャワーTVが運営している音楽イベント「SPRING BREEZE 2018」に行ってきました。
というラインナップ&タイムテーブルで進んだ「SPRING BREEZE」。
完全に嵐の予報だったんですけど、いざ当日はすこぶる良い天気に。タイトルにぴったりなライブ日和に胸が弾みました〜〜。
「SPRING BREEZE」の初回だった、2015年の会場にもいたんですが思い返してみても、なんだか “特別感” があって。
まず大前提、野音はやっぱり紛れもなく特別だと行くたびに感じます。
ステージの奥に見えるビルと、周りを囲む背の高い木々。自然! って感じでもないですが、マイナスイオンが出てます、確実に。マイナスイオンが。
だれがステージで演奏していても、日が沈んでいくさまが音楽と必ずリンクしているような気がするし、日が暮れれば照明演出に自然と気持ちは高まる。時間の流れをより意識しながら観るライブってのは2倍、3倍も良くって。行ったことある人は感じ方それぞれでしょうけど、近い感覚になったことあるんじゃないでしょうか。。
近いジャンルを連続させない(意図的かはわかりませんが。)タイムテーブルの組み方もまたうまい! 同じ空間でライブを見続けているのに、新旧、ジャンル問わず入り乱れるステージにずっと興奮しっぱなしでした。一見、いまを彩る音楽家たちの並びなんだけど、なんだか「SPRING BREEZE」流の編集が入っているような。アーティストたちも肩の力を抜いてそこに立っている。そんな気がします。
くるりは、期待していた新曲「その線は水平線」をやってくれませんでしたが、そのさらに新曲「東京オリンピック」を演奏。不穏な拍で曲がはじまって、演奏的にも身体的にも大きなモーションを散りばめながら、一気に壮大なクライマックスまで。こんな大きなテーマを堂々と奏でるのは、やっぱりくるりのようなアーティストじゃないと!奥に東京タワーを見ながら聴く、「琥珀色の街、上海蟹」にもしびれました。
僕が日本で一番好きなバンド・ペトロールズは、もう御見逸れ入りました。マイペースな歩みはいままで通りなのに、純度はますばかり。さらにチケット取れなくなっちゃうな。。 「Renaissance」がリリースされた10周年のツアーファイナルステージも野音でしたし、これまた特別なひとときでした。
www.houyhnhnm.jp
ちなみに、10周年の野音の模様はこちらで記事になっています。
周りを見てみると、いわゆるファッション関係の人たちもチラホラいたようで
そっち系の人たちからも注目されているフェスなんだと再確認。
フイナムでもペトロールズの長岡さんに何度もご出演いただいているし、CHAIなんて
女性誌に引っ張りだこ。頷けますね。
瑞々しいアーティストが毎年登場する「SPRING BREEZE」。来年の開催には、フイナム読者の皆々さまもぜひ行ってみてください!
パシャパシャ撮影するのも良くなかったので、先月あたり髪を切ってさっぱりした小牟田編集長なめの野音の写真だけ。。
編集・河原